ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

売れているらしい。研究にクリティカルに関わる部分と思われるので必読書です。研究関連では「6次の隔たり」がやっぱり登場。噂のロングテールに関してスケールフリーは絡んで来ず。このあたりの絡みを読みたかったのですが、googleなんかはどう考えてるのでしょ。
内容はいろんなところで盛んに書かれ素晴らしい書評があるはずなので割愛。

• 本文「ウェブ進化論」 を検索 - はてなブックマーク
• タグ「ウェブ進化論」 を検索 - はてなブックマーク

で、思ったことを少しだけ。
「あちら側」と「こちら側」をつなぐ部分が一番のボトルネックになっていると思うわけです。これは放っておいて繋がっていくとは思えないのです。「あちら側」を遊園地だとすると、例えばmixiはかなりの「こちら側」の人を「あちら側」の入場ゲートのひとつまで誘導してくれました。しかしこのゲート、塀が高く「あちら側」を覗き見ることができないうえ扉が錆び付いているのかなかなか開きません。そのうえ入り口にあるパンダの乗り物が意外と楽しい。入り口にはたくさんの人がいるのにそこを通って「あちら側」にある観覧車やジェットコースターで遊んでいる人はまだまだ少ないでしょう。
どうやって「あちら側」にあるアトラクションで遊ばせることができるのか、どのくらい簡単にアトラクションまで足を運ばせられるかが課題になっていると思います。