相撲甚句

乗らせてもらいます。中村一義を教えてくれたミラッキさんに感謝の意を込めて。


やく一義『金星塔』より、
「はっけーよいっ！」


例えばね、取組表があって、もう全てが進むような。
中入りしてるような時期も、そう、取組表の一部だっていうような。


いいんだよ。後はだいたいで。あ、まぁまぁ休んで。
ねぇ、だって、いいのか？　喜んどかないと、
また上位対戦が来んだよ。


はっけーよいっ！　そん時にね、もう全部を解ってたんだ。
はっけーよいっ！　の時にね、そうだ。何かを見通したんだ。・・・んで、


上手（うわて）もね、小手もね、もう同じ投げになるんだ。
“外無双”もね、“内無双”もね、もう同じ足を取るっていう意味で・・・。


いいんだよ。不知火型で・・・も・・・まぁまぁ休んで。
ちょっとはいいのだ。苦しんどくのも。
また金星は来んだろうか・・・来んだな。


はっけーよいっ！　そん時にね、もう全部を解ってたんだ。
太刀持ちもね、いてよねぇ〜。横綱が引き立つのだ。
はっけーよいっ！　そん時にね、もう全部を解ってたんだ。
はっけーよいっ！　の時にね、そう、昇進を見通したように・・・。


言い聞かしてるわけじゃないんだ。うん・・・ただ、そう思うなぁ。
もう、だって、いいのだ。平幕な存在で。
ただの平幕じゃないんだろうな。どうだろうなぁ〜？
こんなんだが、僕は、


はっけーよいっ！　そん時にね、もう全部を解ってたんだ。
はっけーよいっ！　の時にね、そうだ。
何かを満たすべく立合いを合わせたんだ・・・、
・・・たかったから。