クリスマス・プレゼント

クリスマス・プレゼント (文春文庫)

ボーンコレクターの作者の短編集。映画は見たけど、この人の著作は初めて。
まえがきを読むとわかるのだけど、「善を悪として描ける」のが短編の魅力だとか。
どんでん返しは面白いのだけど、繰り返されるとちと辛い。それでなくても設定に浮気or不倫が多い気がするのに。『いかにもアメリカ的』な描き方がちょっと気になる。
と思って目次を見返していたのだけど、『ジョナサンがいない』『釣り日和』『クリスマス･プレゼント』あたり面白かったや。特に『クリスマス･プレゼント』はリンカーンライムシリーズを読むのもいいかもと思える。キャラクターがしっかり立っている*1とやっぱり面白い。
印象が薄くなってしまったのが残念。読んだかどうか1年後に覚えてるだろうか。

*1:皮肉？ではなく