古畑任三郎ファイナル

第1夜。「これほど完璧な殺人計画を私は知らない」という「巧妙なトリック」の裏返しが見事。石坂さんの演技が好き。
第2夜。朝日の三谷さんの連載で「フェアな脚本で対抗する」というようなことが書かれていたと記憶しているのですが、その通りの素晴らしい構成。視聴者に対してフェアだということだと思います。ちりばめられたヒントを組み合わせれば視聴者も解決できるようになっている。その上で、古畑がどこでイチローを疑い始めたかを見破るのは難しい（と思うけど･･･）。シガーライターの可能性を合理的に潰してみせるあたりがフェアプレーでしょう。イチローさん（さん付け）のラストの演技も素晴らしいです。
第3夜。古畑任三郎の最終回として素晴らしかったのではないでしょうか。でももう小清水弁護士が弁護して無罪にはできないのです。