旧札幌市西区

http://d.hatena.ne.jp/kei-s/ だったもの

ダンス・ダンス・ダンス

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)

一連の羊シリーズの最後の最後に「現実」を取り戻したんだ。
初期三部作を経るごとに「向こう側」へ踏み出していったけど、この作品では「こちら側」と「向こう側」の境界でステップを踏んでいる。そして、上の通り最後には「こちら側」にとどまった。単純に救われた気がします。
「こちらと向こう」をキーワードにしてもう一回海辺のカフカを読み直したいなぁ。どんな風に辿っていたっけ。
村上春樹作品は出来るだけ読んでいきたい。
それとこの表紙は秀逸ですね。読めば納得。