2冊
会社の上司からオススメされてお借りした2冊.自分では選ばなかっただろうからありがたいです.
- 作者: 歌野晶午
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/05/01
- メディア: 文庫
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単独の事件の時系列をバラバラにさせて,つなぎ合わせると謎が解ける感じ.それぞれの事件と,全体の謎の絡み合いがいい.
ただ,大オチがそれまでの展開と比べてちょっと残念.主役のサボり警察官の描写とか途中のそれぞれの要素は面白いから贅沢言ってますが.
- 作者: 横山秀夫
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 文庫
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ミステリー色を見るより,良い警察小説です.男社会の中での女性警察官の奮闘と苦悩という点では,翻訳モノだけどあなたに不利な証拠として (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)*1を思い出す.
どのエピソードもきちんと練られてて大満足.それぞれのエピソードで警察署内の部署を異動しながら進むので小説世界は広がる.しかしそれによって警察世界が狭い男社会であることを描き出すのが秀逸だと思いました.